
はじめまして!当ブログの運営者の「こがちゃん」です。 現在、アメリカのマサチューセッツ州ボストン近郊(Stoneham)に住む、60代の現役不動産ブローカーです。
Commonwealth of Massachusetts Division of Occupational License:
Board Of Real Estate: License #RE9059279 Tadamitsu Koga
私は2002年にボストンで不動産会社を設立し、以来20年以上にわたり、日本からボストンへ赴任・留学される皆様の住まい探しをサポートしてきました。
私がなぜ、このブログを通じて「ボストンのリアルな不動産事情」や「生活防衛の知恵」を無料でお伝えしているのか。それには、私の不動産ブローカーとしての「原点」が関わっています。
■ お客様への「冒涜」が許せなかった独立前夜
私が独立する以前に勤めていた会社では、当時、すでに市場にはない架空の優良物件を広告に載せ、お客様を誘導する「おとり広告(フィッシングまがい)」の手法が常態化していました。
私は、これがこれから異国の地で新生活を始めようとするお客様への「冒涜」だと感じ、強い憤りを覚えていました。
そんな中、2001年に9.11の同時多発テロが発生しました。航空網はストップし、数ヶ月にわたり日本からの赴任・留学生は完全にゼロになりました。先の見えない暗闇の中で、私はただ一つ、「いつかお客様がボストンに戻ってきてくれた時、本当に求めているサービスは何か」を考え続けました。
導き出した答えは、「透明性」です。お客様が嘘のないリアルタイムの物件情報を、自分自身の目で検索できるシステムの構築が必要だと確信しました。しかし、日本の本部にこの構想を提案しても「古い集客方法」で成功してきた上層部には全く響きませんでした。
■ ボストン初の「リアルタイム検索サイト」を自ら構築
「会社が変わらないなら、自分がやるしかない」。私は自費でのシステム構築も考えましたが、最終的に2002年9月に退職を決意し、翌10月に自らの新会社を設立しました。
真っ先に着手したのは、当時のボストンではどこもやっていなかった(全米を見渡しても稀だった)「リアルタイムでの物件検索サイト」の構築です。おとり広告を排除し、誠実な情報だけをお届けするこのシステムは多くのお客様に支持されました。皮肉なことに、2年後には私が退職したかつての会社も、全く同じようなシステムを構築して追随してくることになりました。
■ 現場を走り抜けた20年と、これからの使命
それから20数年。数え切れないほどのお客様のボストン生活の立ち上げに奔走してきました。
しかし昨年、私は不慮の事故に遭い、体力的な限界を感じるようになりました。「以前のように、毎日何件も物件を案内して駆け回ることはもう難しいかもしれない」。そう直面した時、私の頭に浮かんだのはやはり「これから来るお客様のために、今の自分に何ができるか」でした。
現場を走り回れなくても、私の頭の中には「ボストンの古いアパートに潜む水漏れや騒音のトラブル」「お子様を守るための鉛塗料の法律(Lead Paint Law)」「悪質な大家を見抜く衛生基準(State Sanitary Code)」など、20年分の血肉となった「不動産のリアルな知識」があります。
このブログは、物理的な足で稼ぐ営業の代わりに、私の「経験と知識」で皆様のボストン生活を守るための新しい挑戦です。
これからボストンへいらっしゃる皆様が、おとり広告や理不尽なトラブルに巻き込まれることなく、安全で安心な「Healthy(健全)な生活」を送れるよう、プロの視点から情報を発信していきます。どうぞよろしくお願いいたします。