こんにちは!ボストンの不動産ブローカー、こがちゃんです。
今日はどんよりとした空模様です。雨は降らないようですが。。。
さて、本日は、集合住宅に住む以上、避けては通れない「住人間トラブル」、特に音の問題についてお話しします。音の問題って、とってもシビアな問題ですよね。
実は、トラブルが起きた際の解決力は、「大家さんの属性」によって天と地ほどの差が出ることをご存知でしょうか。
1. 「個人大家さん」は音の問題に関与できない?
分譲マンション(コンドミニアム)の1室を借りる場合、音のトラブルはよほどの騒音でもない限り、基本的に**「当事者同士」での解決**を求められることがほとんどです。
*よほどの騒音とは警察が関与することとなります。夜中にパーティーなどでどんちゃん騒ぎなどしたら、隣人から警察に連絡されるケースは少なくありません。くれぐれもご注意を!
たとえ管理事務所があっても、分譲物件の場合はオーナー間のプライバシーや権利が強いため、騒音問題には関与しない(というよりしにくい、できても限定的)のが一般的です。大家さん自身も他のユニットのオーナーの連絡先を知らないことが多く、残念ながら解決の糸口が見つからないまま泣き寝入り……というケースも少なくありません。
2. 「賃貸アパート」はビジネスとして秩序を守る
一方、建物全体を会社が管理している賃貸アパートは、住人の「生活の質」を平等に守ることがビジネスの根幹です。
深夜(午後11時〜午前6時など)の静粛ルールが明確に定められており、騒音主に対しては公式なレターで改善を求めます。改善されない場合は**「強制退去」**を命じることもあるほど、その権限と対応はスピーディーで強力です。
分譲マンション(コンドミニアム)の場合には「退去命令」など出すことは、まず困難です。
3. 実録:下の階からの「音のクレーム」が招いた悲劇
上の階からの音(ほとんどの場合、生活音ですが)で困らせられる方は多いですが、今回は私が以前経験した「下の階からの執拗なクレーム」にまつわるお話をシェアします。
ボストンのお隣の町、日本の方にも非常に人気の高いブルックライン、Cooldge Corner近くのビーコンストリート沿いの素晴らしいコンドミニアム(分譲マンション)にお住まいのお客様から、「一刻も早く引っ越したい」と切実なご依頼をいただきました。*誤解のないように、私がこのお部屋をご紹介したわけではありません。(-_-;) 原因は、下の階に住むオーナー(住人)からの度重なる苦情。小さなお子様が歩く些細な音(小さな子供ですから走るなと言っても走ったりしますよね!)にすら過敏に反応し、毎日のようにクレームを入れてくるというのです。
本来くつろぐはずの自宅で、常に緊張して暮らさなければならない……。奥様は心身ともに疲れ果てていらっしゃいました。 後で地元のエージェント仲間に確認したところ、なんとその下の住人は界隈では有名なクレーマーで、事情を知る業者は誰もその物件を扱わないほどだったのです。
大家さんもこの問題を知っていながら貸し出していたという、あまりに不誠実なケースでした。
最終的には、私のよく知る不動産専門の弁護士と連携し、大家さんへ正式に通知を行いました。以前の記事でも触れた、大家さんの重大な責任の一つである**「Quiet Enjoyment(静穏に居住する権利)」**が著しく侵害されているとの判断です。
結果として、無事にそのアパートを解約し、心穏やかに過ごせる新しい住まいを見つけることができました。
あえて問題を隠して貸し出すのは非常に悪質なケースです。こうした事態から身を守るためにも、法的な知識と地元のリアルな情報、この両方がいかに大切かを痛感した出来事でした。
まとめ:トラブルを未然に防ぐために
こうした「隠れたリスク」は、残念ながら個人の力で見抜くのは非常に困難です。
- 賃貸アパートなら: 管理会社が間に入り、不当なクレームから守ってくれる盾になります。
- 個人物件なら: 私たちのような地元のネットワークを持つエージェントが、事前に「その建物の評判」を徹底的にリサーチすることが不可欠です。
せっかくのボストン生活が、音の悩みで台無しにならないために。「住まいの質」だけでなく「トラブル解決の仕組み」という視点も、ぜひ物件選びの基準に加えてみてくださいね。
次回は「水漏れ」をテーマにお届けします。こうご期待!
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下記の写真と今回のトラブルは何の関係もありません。このLongwood Towers(一部賃貸アパート、一部分譲)といい、日本の方にも非常に人気の高い集合住宅です。

⚠️ 免責事項:私は不動産関連の法律を勉強しMassachusetts州のReal Estate Brokerライセンスを取得していますが、弁護士ではありませんので、個別のケースへの法的なアドバイスはできません。あくまでも一般論としての見解です。

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