こんにちは!ボストン近郊で不動産ブローカーをしているこがちゃんです。
世界最高峰の知性が集まる街、ケンブリッジ。この街で家探しをするとき、まず知っておくべきは**「駅によって新築アパートの数が全く違う」**という事実です。
「綺麗な最新アパートに住みたい!」と思ってハーバード周辺を探しても、実はなかなか見つかりません。なぜなのか?不動産のプロの視点で、レッドライン沿いの各エリアを紐解きます。
■ 1. Porter Sq. & Harvard Sq.:時が止まったような「伝統と歴史」のエリア
レッドラインの北側に位置するポーター(Porter)とハーバード(Harvard)周辺は、ケンブリッジの歴史そのもの。街並みがすでに完成されているため、「新しい建物」がほとんど建たないエリアです。
- Porter Sq.(ポーター・スクエア):
落ち着いた住宅街として知られるこのエリア。少し昔話をさせていただくと、かつてこの駅前にPorter Exchange(現在のLesley Universityの建物)には「ことぶきや」という大きな日本食材スーパーがあり、日本食のフードコートと相まって、まるで「ボストンの小さな日本人街」のような熱気がありました。 *近くに「日本の書店」もありました。時代とともにスーパーや書店は姿を消してしまいましたが、現在でもLesley Universityの建物内にはラーメンや丼ものなどが楽しめる日本食のフードコートが健在です。最新設備のアパートは稀少ですが、こうした歴史を感じる趣のある物件と、日本食へのアクセスの良さを好む方には今も根強い人気があります。 - Harvard Sq.(ハーバード・スクエア):
1636年設立という米国最古の歴史を誇る名門ハーバード大学のお膝元であり、日本の方にとってボストン近郊で最も知名度が高い街と言っても過言ではありません。アカデミックな最高峰であると同時に、ケンブリッジで最も栄えた繁華街としての側面も持ち合わせており、街は常に世界中からの学生や観光客で活気に満ちています。 前述の通り、街全体が歴史とともに完全に「固まって」いるため、スクエアの中心部に最新の新築アパートが建つ余地はほぼありません。しかし、このエリアで探すなら、ツタの絡まる歴史あるレンガ造りの建物や、古くから愛されてきたヴィンテージ・アパートメントを「住みこなす」のが最高の贅沢です。 少し歩いてチャールズ川沿いに出れば、学生たちがレガッタ(ボート競技)の練習に打ち込む姿が見られます。特に今の季節(5月)は、水面を切って進むボートの風景とレンガ造りの街並みが美しく調和し、「ボストンに住んでいる」という実感を存分に味わえる特等席になります。

■ ハーバード・ビジネススクール周辺:ボストン側に広がる最新の選択肢
「どうしてもハーバードの近くで新しいところに住みたい!」という方に私がよくご提案するのが、チャールズ川を渡ってボストン側に入った、ビジネススクール(HBS)の先のエリアです。 このあたりまで足を伸ばすと、ケンブリッジ側の歴史的な規制から少し解放され、巨大なHarvard Stadiumの先には最新の設備を整えたアパートメントがあります。
■ 2. Central Sq.:多様性が交差する心臓部と、医療従事者に嬉しい「隠れ通勤ルート」
ポーターやハーバードから南下すると見えてくるのが、ケンブリッジのへそとも言える「セントラル・スクエア」です。市庁舎(Town Hall)やYMCA、巨大な郵便局が集まる行政と生活の中心地であり、多種多様なレストランが立ち並ぶ活気あるエリアです。
医療エリア(LMA)への抜群のアクセス このエリアで見逃せないのが、日本人のお医者様や研究者が多く通う**「ロングウッド・メディカル・エリア(LMA)」への通勤のしやすさ**です。ここからは路線バスの47番が利用できるほか、LMAシャトルバスの停留所(47番と同じ場所)もあるため、川を越えたボストン側の医療機関へダイレクトにアクセスできます。
1960年代のヴィンテージから、最新の複合施設まで スクエアの中心部には1960年代後半に建てられた歴史あるアパートが今も現役ですが、マサチューセッツ・アベニューをMIT方面へ下ると景色は一変します。 スクエアのど真ん中に誕生したモダンな「Market Central」や、さらにMIT側へ進んだ緑豊かな再開発エリア「University Park」内にある**「91 Sidney」や「100 Landsdowne」**といった充実した設備のアパートメント群。 ディープな活気と、最先端の住環境、そして通勤の利便性。これらがすべて入り混じっているのが、セントラル・スクエア最大の魅力です。
■ 3. Kendall Sq. 〜 East Cambridge:MITのお膝元。ボストン随一の再開発エリア
一転して、ケンブリッジの南東、**ケンダル・スクエア(Kendall Sq.)からイースト・ケンブリッジ(East Cambridge)**にかけては、全米でも有数の再開発地域です。
ここはまさにMIT(マサチューセッツ工科大学)のお膝元。特にスローン・スクール(Sloan School)に通う学生や研究者、そして周辺のバイオテクノロジー企業に勤めるプロフェッショナルたちが集まります。 プール、ジム、24時間コンシェルジュ……。都会的で便利な暮らしを求めるなら、このエリアの最新アパートが第一候補になるでしょう。
East Cambrdigeの大々的な再開発地区、新駅誕生で大化けした未来都市「Cambridge Crossing」を見てみましょうか
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