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【ボストン赴任者必見:実録】アメリカの救急医療の現実|救急車を拒否するおばあちゃんの理由」

ボストンへの赴任や留学を控えている皆様から、住まい探しの次によくいただくご相談があります。「アメリカの医療費は高いと聞きますが、本当ですか?」「もし現地で怪我をしたり、病気になったりしたらどうすればいいのでしょうか?」

結論から申し上げますと、アメリカの医療費は、日本の常識とはかけ離れた「超高額」です。

私はボストンで長年不動産ブローカーをしておりますが、医療の専門家ではありません。しかし、現地で生活する一人の人間として、そして多くの方々の新生活をサポートしてきた立場として、赴任者の皆様に**「渡米前の医療保険の確認がいかに重要か」**を、私自身の「痛すぎる実体験」を交えてお伝えしたいと思います。

まずは、私が実際に請求された金額を一覧で確認しましょう。

項目請求額(概算)
救急車の搬送費用2,000ドル超(約30万円超)
ERでの治療費(X線・CT検査等)5,000ドル超(約75万円超)
合計約8,000ドル(100万円以上)

■ 救急車とER(救急救命室)で請求された「100万円」

昨年末、私は仕事で物件をご案内中、不注意から階段で転倒し、肋骨や顎の骨を折る大怪我を負ってしまいました。そのまま救急車でER(救急救命室)へと運ばれ、幸いにも命に別状はありませんでしたが、後日送られてきた「医療費の請求書」を見て、怪我の痛み以上に震え上がりました。

上記の表の通り、合計で**8,000ドル近く(100万円以上)**の請求です。(※これには後日のフォローアップ診察や薬代は含まれていません)

日本の感覚であれば、救急車は無料で、窓口負担も数万円で済むかもしれません。しかし、これがアメリカの現実です。

まだまだありますよ! 驚きの連続!?日本の常識が通用しない「ボストン・トリビア」

■「救急車だけは呼ばないで!」おばあちゃんの悲痛な叫び

このアメリカの「医療費の恐怖」を象徴する、私の娘の忘れられないエピソードがあります。*これはコロラド州デンバーでの出来事です。

ある日、娘が路上で苦しそうにうずくまっている70歳前後のおばあちゃんに遭遇しました。見かねた娘が「大丈夫ですか!?救急車を呼びましょうか!」と声をかけたところ、そのおばあちゃんは苦しい息の下から、こう懇願したそうです。

「とんでもない!お願いだから救急車だけは呼ばないで!」

結局、娘が自身の車でその方を病院まで送っていきました。日本ではあり得ない光景ですが、アメリカでは**「救急車=家計の危機」**になりかねないため、命の危機に瀕してすら、救急車の利用をためらう人が少なくないのです。

参考記事👉利用料不払者続出?アメリカの救急車の費用が高いワケとは?

💡豆知識:実はマサチューセッツ州は、この問題に全米で最も早く挑んだ州でもある 高額な医療費の背景には「無保険者の多さ」という根深い問題があります。実はマサチューセッツ州は、この問題に正面から取り組んだ「先駆け」の州でもあります。2006年4月12日、当時の州知事ミット・ロムニー氏が署名した州法(通称「ロムニーケア」)により、マサチューセッツ州はアメリカで初めて、住民に医療保険への加入を義務付ける州となりました。

法律が成立する前年の2006年初頭、州内では約53万人が無保険の状態にあり、多くの人が定期的にかかりつけ医を持たず、症状が重くなってからようやく受診するという悪循環に陥っていました。無保険者のER利用や未払い医療費をカバーするための基金も、10億ドル規模にまで膨らんでいたといいます。

この州法の施行後、マサチューセッツ州の保険加入率は全米トップクラスにまで上昇し、無保険率は全米で最も低い水準を維持し続けています。そしてこの制度は、2010年に成立した連邦レベルの医療保険制度改革法(通称「オバマケア」)の直接のモデルとなったことでも知られています。とはいえ、保険に入っていても私のケースのように高額な自己負担が発生することからも分かる通り、「加入率の高さ」と「医療費そのものの高さ」は別の問題として今も議論が続いています。

渡米前に、会社や組織が提供する(あるいはご自身で加入する)医療保険の「カバー内容」を、必ず、徹底的に確認してください。

  • 救急車(Ambulance)やERの利用はカバーされるか?
  • 自己負担の限度額(DeductibleやOut-of-pocket maximum)はいくらか?
  • 提携病院(In-network)はボストン近郊にあるか?

日本の素晴らしい医療制度に慣れていると、「いざとなれば病院に行けばいい」と考えてしまいがちですが、アメリカでは「適切な保険」こそが、あなたとご家族を守る最強の盾になります。

家探しはもちろんですが、それと同じくらい「生活防衛」の準備を念入りに行い、安心してボストンでの新生活をスタートさせてください。


💡 ボストンでの家探し・生活準備でお悩みの方へ

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内見はビデオツアーや物件の公式サイト等でご自身で確認していただき、その後の複雑な手続きは、マサチューセッツ州公認の不動産ブローカーがお引き受けします。

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エリア選定や学区の評判、ご自身で見つけた物件の妥当性評価などを行う**オンライン(Zoomなど)相談($99/45分)やメール相談($119/2週間)**も承っております。ご相談後にリモート仲介サポートをお申し込みいただいた場合、相談料は全額差し引かせていただきます。

ボストンでの新しいスタートが、安心で素晴らしいものになるよう全力でサポートいたします。まずはガイドページより、お気軽にお問い合わせください。

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免責事項:弊社のスタッフは弁護士ではありません。この記事はマサチューセッツ州における一般的な不動産ルールの解説であり、個別のケースに対する法的なアドバイスを提供するものではありません。具体的な法的トラブルについては、専門の弁護士にご相談ください

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